新装版 酔って候 (文春文庫)

新装版 酔って候 (文春文庫)

【056/100】
幕末の賢候、土佐の山内容堂・薩摩の島津久光宇和島伊達宗城肥前鍋島閑叟
を描いた短編集。
「老公」と呼ばれ、年寄りのイメージがあった山内容堂が意外に若いのに驚く。
明治5年に46歳で亡くなっているから、幕末に活躍していたころはまだ30代だった
のだな。意外だ。
島津久光を描いた短編「きつね馬」では若き日の大久保利通の活躍が見られて興味深い。
やっぱり大久保って銀英伝のオーベルシュタインに似てる。
というか、オーベルシュタインのモデルなのか?