Aサイズ殺人事件 (創元推理文庫)

Aサイズ殺人事件 (創元推理文庫)

【027/100】
囲碁盤の前に座ったまま、事件の真相をぴたりと当ててしまう住職を主人公にした、
いわゆるアームチェア・ディテクティブもの。
阿刀田高がエッセイで書いていたが、この連作はたいへん苦労したそうである。
そのせいか、推理にやや無茶なところがあって、それが目立つ。
まぁ、それほどの傑作とはいえない。50点。


「超」怖い話Δ(デルタ) (竹書房文庫)

「超」怖い話Δ(デルタ) (竹書房文庫)

【028/100】
「東京伝説」とは違って、こちらは幽霊系の話が中心。
書き手の筆力の差か、こちらのほうが「新・耳袋」より怖い。
私がいちばん興味深かったのは「登山」という話。
深夜に麦わら帽子をかぶった小さいおっさんが女性の顔を「登山」する話。
なんかほのぼのしてて、わけがわからなくてよい。