華氏911』で一躍名を上げたマイケル・ムーア監督がコロンバイン高校の銃乱射事件
を題材に、アメリカの銃社会を追ったドキュメンタリー映画
アメリカでは年間1万人以上の人が射殺されるがその原因はなにか。
それは暴力映画ではなく、マリリン・マンソンの歌でもなく、白人の黒人に対する
偏見に基づく『恐怖』だとムーアは喝破する。
そしてそれを具現化させているのがアメリカの銃社会なのだ。
それが正しいのかどうかはわからないが、その説を補強する証拠が次々に示され、
説得力がある。
さらに、アメリカの黒歴史がこれでもかと提示されて非常に興味深い。
フセインアルカイダアメリカが生み出したものなんだな。


しかし、コロンバイン高校の銃乱射事件の被害者の少年二人がムーアとともに
Kマート本社に乗り込んで火薬の販売を中止させることに成功するシーンは感動したな。
金も力もなくても、大企業に勝利することはできるのだ。