久々

お久しぶり。
12日から18日まで実家に帰省してました。


19日に『誰も知らない』見てきました。
はっきり言って、面白い映画ではない。
心あたたまる映画でもない。
泣ける映画でもない。


でも、映画を見終わって、街をぶらついてて映画に出て来たのと同じくらいの
子供を見かけて、ふっと映画のシーンが思い出されて悲しくなる、そんな映画。


主人公である長男と次女が帰ってくるはずのない母親を駅まで迎えに行って、
ずっと待ち続ける。
次女は『アポロチョコ』を取り出して口に運ぶ。
待ちくだびれて、ふたりは家路につく。
長男と次女は硬く手をつないで歩き続ける。
次女の履くスリッパが「ピョコピョコ」とかわいらしい音を立て、その音だけが
誰もいない街に響く。


っていうシーンがやたら印象に残っている。
悲しくなるわけではないけれど、なんだか切ない。


19日は平日であったにも関わらず、チネチッタ川崎は8割の人の入り。
年配層もそこそこ見受けられた。
良い傾向だと思う。
もっとみんな映画を見るべき。
くだらないテレビなんか見るのやめて。